【新唐人2016年3月18日】
無料高速Wi-Fi、米国内の無料通話、携帯無料充電、これは生まれ変わったニューヨークの公衆電話です。マンハッタン3番街に設置された最初のLinkNYC Wi-Fiキオスクは、2月18日の開設以来1カ月経ちましたが、利用率が低いことが記者の現地取材で分かりました。
記者の調査した限りでは、この辺りの住民や商店は使用しておらず、セキュリティ上の懸念もあると一部の住民は言います。
古い電話ボックスの代わりとなった「LinkNYC」は、米国内の無料通話、911(緊急電話番号)へのすばやい通報、備え付けの端末でのウェブサーフィン、地図や地元情報の取得、USBポートでの無料充電が行えるほか、最も主要な機能が、無料高速Wi-Fiです。
現在、マンハッタンの3番街で設置された「LinkNYC」は、35か所が開設されました。しかし、その使用率はけして高いとは言えない状況です。
ニューヨーカーのSam
「実は、毎日前を通っていますが、何なのかよくわかっていません」
午後1時半からの一時間のあいだ、わずか数人しか「LinkNYC」を利用しませんでした。
ニューヨーカーのNonata
「街でいつでも使えるし、PCや他の端末を持ち歩く必要もない、携帯電話やiPadの充電でもできます」
近所の商店主たちは、「LinkNYC」の機能をよく知らず、店にWi-Fiも備えているため、「LinkNYC」のネットワークを使用したくないと記者に言っていました。
また、ニューヨーカーが気になるのは、個人情報のセキュリティ問題です。CBS放送によると、「LinkNYC」のWi-Fiと繋がる各端末に電子化暗号キーが発行され、安全性が確保されます。
しかし、セキュリティの専門家は、公衆網の利用時は、ハッカーが侵入しやすいので、個人情報や銀行口座の入力を控えた方が良いとアドバイスします。
通信速度は最大1Gビット/秒、普通の家庭用Wi-Fiより5倍以上速く、「LinkNYC」の機能はとても優れています。また、今後8年間で、ニューヨーク市内に7500ヵ所設置する予定です。これなら十分に活用することが期待されます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/03/18/a1258259.html (中国語)
(翻訳/Ann ナレーター/金丸 映像編集/李)